【留学生編】早くアメリカ生活と英語に慣れる方法
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【留学生編】早くアメリカ生活と英語に慣れる方法

4月といえば、日本では新生活が始まる時期です。学校にしろ、職場にしろ、新しい環境に飛び込むのは、身体的にも精神的にもかなりストレスがかかります。それを考えると、日本を離れてアメリカで生活を始めるとなると、想像以上に大変な状況もありえます。それでは、どうしたら早くアメリカ生活や英語に慣れるのでしょうか? 

はっきり言って、人や環境によってそれぞれです(笑)。でも、それでは何の助けにもなりません。そこで今回は、皆さんの違う状況ごとに、どうしたらより早くアメリカ新生活に慣れるのか、という題材でまとめてみました。英語上達や留学専門のブログは多いと思うので、それとは違った視点で、簡単に始められる行動と心構えの紹介です。 

自分の経験や友人の話から得た情報ですが、【留学生編】、『赴任者と赴任家族編』『アメリカ人と結婚移住編』『グリーンカード当選者と現地の仕事に就く人編』と4編に渡ります。オーバーラップする内容は多いので、全てに目を通すとより理解できると思います。 

アメリカへの留学生は、大学へ入学するパターンが最も多いでしょう。MBA取得のため大学院生というケースありますが、大人という事で、捉え方は次に書く駐在者という『赴任者と赴任家族編』の方が近いと思います。


また、高校生での留学は、交換留学、ホームステイといった具合に、ある程度自由がないというか、良い意味で環境が整っている状況でスタートするので、少々異なるかもしれません。大学生としてのアメリカ留学は、ある程度自分主導で行わなくてはならないことが多岐に渡るので、そのような状況下でのアドバイスです。 

  • 間違いを恐れない
  • わからない事は必ず聞く
  • 何事も率先して行う
  • 趣味や好きな活動グループに入る
  • 日本人がいたら避けずに友だちになる
  • 週末必ず誰かと出かける
  • 炊飯器を買う

【間違いを恐れない】 

真面目な日本人がやりがちですが、英語を話すにしろ、行動をするにしろ、間違いを恐れて話さない、行動しない、手を出さない、という事が多々見られます。


恐らく、自分で留学を選んでいるので、行動の面ではかなり積極的に出来る人が多いと思います。しかし、英語の文法を考え過ぎて、過去形や複数形、文法の並び方など気にしたり、間違いを恥ずかしいと思う人はかなり多いです。 

これは100%言える事ですが、スピーキングに関しては、とにかく声に出して相手の目を見て英語を使うよう心がけましょう。私が10代で初めて語学留学した際に何より驚いたのが、レベルの高いESLクラスの日本人が、レベルの低いクラスの南米人生徒より英語を話せないという事実でした。 

テストでは高得点を出せる日本人。でも、留学は話せるようにならないと意味がありません。南米人はその人柄という事もあり、とにかく話好き。また、早口です。


人とコミュニケーションしたいし、自分の言いたい事が沢山ある!という具合に、話す相手や間違いなど気にせず、どんどん英語で話していました。すると、もちろんですが、英会話の上達具合もとても早かったです。 

話す際の文法間違いをどうしても恐れてしまうなら、最初から「自分は日本から来たばかり。間違った英語を話すかもしれないのでご勘弁を。」という具合に説明しておくと、逆に助けてくれるような人も出てきます。 

何はともあれ、間違いは気にしないでください。アメリカ人は、驚く程に間違えた文法を日常的に使って話をします。” Whom”の使い方なんてアメリカのコントでもジョークになるほどわかっていない人が多いです 

英語だけでなく、何をするにも間違いを恐れないでください。アメリカ人は基本的に自分本位で、日本人ほど他人に目を向けていません。どんな間違いをしようが、実際は誰も気にしていないのです。 

【わからない事は必ず聞く】

 これも典型的な日本人なら難しい事かもしれません。しかし、アメリカで留学するなら、全てを知らなくても知るすべを知るべきです。正直、どんなに英語が出来ようとも、わからないシステムや英単語、言い回しなどいくらでもあります。


アメリカでは、取り合えずわからなければ聞く、わかっていても確認のために聞く、という事はくせ付けた方が断然助かります。 

買い物にしても、公共の乗り物を利用するにしろ、レストランで食事をオーダーするにしろ、もちろん学校での勉強にしてもです。


アメリカの場合は特に、質問しないと理解できていると思われ、後で逆に問題になるような事もあります。 

私も大学生の時、リサーチペーパーを最低10枚木曜日の5時までに提出!という宿題が出された事がありました。私はその「10枚」というのが重要だと思い、枚数をこなして提出した際は5時半。


しかし、教授には期限が切れているからと、せっかくのペーパーを減点でもなく、採点さえしてもらえませんでした。教授曰く、8枚であっても期限までに出さなくては採点できないと言われ、きちんと確認しておけば良かったと後悔したことがあります。 

なんとなくわかったフリをすることは、後からでも出来ます。しかし、留学当初は、何でもコミュニケーションを取るようにし、わからない事は必ず確認して理解するようにしてください。それが新たな知識の収穫、英語の上達への近道です。

【趣味や好きな活動グループに入る】 

英語云々よりも、生活が充実していれば、英語のレベルもすぐに上達します。


自分の趣味や興味がある活動をしているグループが見つかれば、すぐに参加してください。こういう所の行動力が早いと、アメリカ人の友だちもすぐに作れます。 

男子学生はこの方法を利用して、早くアメリカ生活に慣れていったように見えます。テニス、釣り、ゴルフ、ゲームなど、自分から話すのが苦手な人でも、アメリカ人と好きな事を一緒にすれば、自然と仲間になっていきます。


恐らく、すぐに友だちを作りたい!という人は、この方法が一番適していると思います。恋人を作るのも良いですが、ちょっと時間がかかるのでね。 

【日本人がいたら避けずに友だちになる】 

これは要注意なポイントですが、もし夏季短期留学のように短い期間でなければ、日本人が学校にいたら避けずに友だちになりましょう。


現地での困り事や、英語で説明が難しい場合というのは少なからずあります。気兼ねなく日本語を話せるというのは、アメリカでの新生活、特に勉学に励む状況であれば更に重要です。 

自分の留学時にも時々いたのですが、日本人同士で一緒にいると英語の上達が遅れると、わざわざ友だちにならない人がいます。友だちになってもお互いのために英語で話そう!というのは理解できるのですが、避けるというのは全く逆効果です。


頑張っているからこそ、同郷の日本人は有難い存在です。結局、最初は避けていたような人も、数か月後には普通に日本語で話して、日本人がいたら友だちになるようになっていました。 

【週末必ず誰かと出かける】 

自分の趣味や好きな活動をしているグループが見つからない場合、何が何でも週末に誰かと出かけるようにしましょう。


大学の寮であればルームメイトもいますし、授業が同じクラスメイト、ホームステイならばその家族など、誰とでも良いので複数人で出かけるべきです。 

週末ぐらいはゆっくりしたいとか、宿題があるから出られない、という選択肢はなし!もちろん宿題最優先ですが、人と出かけるというのは、充実した留学生活を送る必須事項です。


街や英語に慣れれば、一人でふらっと出歩いたり、バスや電車があれば少々遠出もできるでしょう。 

でも最初のうちは、車を持っている人と夜に出かけたり、自分の知らないイベントを知っている人がたくさんいると思うので、一緒にアメリカ生活を楽しんでください。


映画を見に行く、買い物に行く、他の街に行くなど、何でも結構です。他の人たちと共に行動すると、見えない世界がより早くたくさん見えてくるはずです。 

私が学生の頃は、それ以外にも多くの小旅行にも出かけました。大人数で旅行をすると、楽しいだけでなく比較的安く旅行ができます。


シカゴからカナダのナイアガラの滝へ車3台で旅行したり、ニューヨークやニューオリンズなども他の学生と一緒に観光しました。これらは本当に忘れられない思いで出す。 

【炊飯器を買う】 

異国での生活の難関は、言葉と食事です。自分で選んで勉強をしに来ているのだから、英語を勉強したり、自分の好きな科目の勉強というのであれば頑張れると思います。


ただし、日本人にとって辛いのは、アメリカでの食事です。 

『アメリカのピザとはどんなピザ?』では日本では見かけないようなピザの種類を載せていますが、ピザのみでなく、ハンバーガーやホットドック、イタリアンも最初のは全て美味しいでしょう。


でも、とにかく味に飽きるのです。学校のカフェテリアでは、このような食事が溢れています。 

『アメリカの日本食レストランについて』にも書きましたが、日本食は随分前からブームとなっています。しかし、学生という身分では、さすがに頻繁に日本食レストランに行けないでしょう。


食事に拒否反応を起こすのは男子学生の方が顕著で、留学から二か月もすると、「もうアメリカの食事は見たくない!」と、どんどん痩せていく男子が多かったです。


日本食を食べられないというのは、冗談交じりではありますがかなり死活問題です。 

そこで、炊飯器を買う事をお勧めします。アメリカでも炊飯器は購入できます。


日本製のように高性能でなく、基本的な機能のみの安い製品だと$50程度からあります。タイガーや象印、東芝という一流品でも$150ほどから購入できます。 

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大学の寮であっても炊飯器を自分の部屋に置く事は可能です。ご飯を炊く時は、部屋が難しいようならキッチンやカフェテリアに移動して作りましょう。


保温とせず、食べきりにするのが良いと思いますが、冷蔵庫や冷凍庫に余ったご飯を保存する事ができるのなら、それも良いでしょう。 

ご飯を食べられるようになるだけで、日本人の多くは一気に幸せを感じられます。塩を使って塩むすびを食べると、ほっと一息つけるような有難みを感じられます。そこに海苔があったり、ふりかけがあれば、留学中の食生活もかなり耐えらます。


ご飯を食べられるだけで、生活が一気に豊かになります。和食が好きな人は絶対に炊飯器を購入すべきでしょう。 

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今回の【留学生編】では、日本からの留学生が見えていない事実と、よりアメリカ生活と英語に早く慣れるようまとめてみました。


留学生以外であっても、アメリカで新生活を始める際には知っておくべきことも盛り込んでいるので、是非参考にしていただき、次回以降の『赴任者と赴任家族編』『アメリカ人と結婚移住編』『グリーンカード当選者と現地の仕事に就く人編』もお楽しみください。