アメリカでの日本食材の確保
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アメリカでの日本食材の確保

憧れの地であるアメリカで生活を始めても、やはり食事が合わないという日本人の人はたくさんいます。最初のうちはハンバーガーやピザも美味しく感じられますが、簡単に飽きてしまいます。特に男性は女性よりも日本食が恋しくなるような傾向が見られます。メキシカンや中華、イタリアンなど、もちろん様々な種類のレストランはありますし、今では『日本食レストランは大都市のみでなく、普通の街でもみかけられます。ただ、やはり自炊をしなくては長く生活をしていく事はできません。食事は死活問題。それも、日本人にとって食べ慣れた和食を食する事はとても重要です。そこで今回は、アメリカでの日本食材確保の実情について話していきます。 

まず、よくあるスーパーでの日本食の確保ですが、ブランドにこだわらなければ、お米、醤油、料理酒、みりん風調味料、ポン酢、とんかつソース、豆腐といった食材は結構簡単に見つかります。値段も日本で買うよりほんの少し高いぐらいで、特に意識するほどでありません。お米は日本からの輸入品でないですが、数十年前と比べると、味や品質も向上しています。近年の日本食ブームも伴って、アメリカ人でもお寿司やとんかつを作る傾向もあるので、大手有名ブランドのキッコーマンなどは、輸入品のみでなく、アメリカにも生産工場があるようです。 

さて、大都市、あるいはその郊外に住んでいて良い所の一つに必ず上げられるのが、日本食材専門、あるいはアジア食材専門のスーパーがあるということです。以下にわかる範囲での日本食材、アジア食材専門スーパーを挙げます。自分の住んでいるシカゴや知っているLA近郊の情報がベースになっているので、全てをカバーできていないですが、参考にしてください。また、オンラインからの注文も可能なところが多いので、近くに住んでいなくても注文は可能です。 

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やはり基本的に多くの日本食材や加工品は輸入品となるので、珍しい食材であればあるほど値段は高いです。こうして見ると、贅沢を言わずブランドにこだわらなければ、問題なく自炊で和食を堪能できます。しかし、アメリカに住んでいて日本と大きく違うと感じた点は、「季節の食材」、「イベント独自の食材」「日本沿岸で取れる魚介類」の入手は、少々難しいという事です。春のタケノコ、春や秋のサンマ、子供の節句の柏餅、正月の甘酒など。アメリカでも感謝祭やクリスマスの七面鳥などありますが、日本の方が季節やイベントと関連した特有の食材や食品が豊富であり、それを食べたり飲んだりして、季節の移り変わりを堪能していたのだとつくづく感じました。日本人にとって、食というのは本当に深い繋がりがある物です。  

恐らく、仕事や赴任でアメリカに住んでいる方々は、和食や日本食材へはより簡単に手が届く状況に居ると思います。ただし、学生としてアメリカに来ている高校生や大学生にとっては、やはり気楽に日本食がいつでも食べられるという状況でないと思います。私の経験からして、女子学生はカフェテリアの食事でアメリカの食事に慣れ、時に手に入れられる日本食材や和食を味わえる楽しみを堪能していました。しかし、男子学生の場合は、すぐに日本食が恋しくなり、アメリカの典型的な食事はもう見たくもない!という状態となり、次第に痩せていったようなイメージがありました。そしてそのままホームシック。もちろん味覚や趣向、性格や現地の生活の慣れ具合も大きく左右しますが、食事は健康的に生活する上で、一番大事な要素です。

自炊をするような長期間アメリカ滞在となる場合は、行く環境での食事事情、オンラインからの日本食材の調達の可能性なども考慮できると、充実した生活が送れるのでないかと思います。ちなみに、主人はアメリカ人ながら日本生活も長かったので、我が家の食事もほぼ毎日ご飯に和食という組み合わせです。3人の息子が大学生になって巣立つ際、彼らの食事事情が今から心配になっています。  

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