住んでわかる!日本の方が断然良い8つのポイント
Home » 生活  »  住んでわかる!日本の方が断然良い8つのポイント
住んでわかる!日本の方が断然良い8つのポイント

自分の夢を叶えられるとして、アメリカの生活に憧れる日本人は多いと思います。単に面白そう、英語が勉強したい、将来のキャリアに活かしたいなど、人それぞれ憧れる理由は千差万別。実際のアメリカ生活の様子は、『アメリカに住むという事』『日本とアメリカ、どちらが住みやすい?』のブログにも記載してきました。まだ書き足りないポイントはありますが、今回は逆に、アメリカに住んでみて日本の方が断然良い!と思った点を8点にまとめて挙げてみました。 

よくある「安全」、「公共の乗り物が便利」、「和食が美味しい」、「サービスの質が良い」という万人が知っている事は含めていません。住んでいる地域でも差はありますが、それでもアメリカに住んでいる日本人が、概ね賛成するリストとなっていると思います。 

  • レストラン・食事の品質の高さ
  • コンビニの品数の充実度
  • 国民皆保険
  • 品物の安さ
  • 文房具の品質の良さ
  • 世界に誇れる漫画・アニメのレベルの高さ
  • 自動販売機の数と種類の多さ
  • 基本的な常識が備わっている日本人

【レストラン・食事の品質の高さ】 

『アメリカの日本食レストランについて』でも書きましたが、日本食や和食が美味しいのは、世界の共通認識となっています。しかし、和食以外のフレンチ、イタリアン、中華、インディアンとどんな料理でさえ、日本にあるレストランのレベルの高さは称賛に値します。『ミシュランガイド東京2021』によると、東京にある星付きのレストランは212店舗。年数が異なりますが、2019年度のニューヨークのミシュラン星付きレストラン数は76店舗。3倍ほどの違いがあります。 

高級で有名なレストランばかりでなく、街角にある普通の定食屋、500円のワンコインで食べられるランチ、回転の速いラーメン屋など、とにかく日本にあるレストランの食事や品質の高さは、アメリカのレベルの各段上を行きます。また味だけでなく、得られる物に対する価格は、断然お得と言えるでしょう。アメリカでは、レストランでの合計金額に15%~20%上乗せしてチップを置くので、更に高くつきます。アメリカに来ると、なんて日本での食事は素晴らしいのだ!と改めて感じます。 

【コンビニの品の充実度】 

これもアメリカに住んでいる日本人の常識です。アメリカのコンビニに入っても、日本のコンビニを想像してはいけません!日本のコンビニは世界に誇れるレベルです。「Cool Japan」とはこの事かというのが、アメリカのセブンイレブンに来て初めてわかります。日本人がコンビニを使うのは、単に手軽、近いというだけでなく、品揃えの多さ、弁当や総菜などの充実度、それに加えて、コンビニ独自のスイーツやおでんに揚げ物。アメリカから日本に帰国した際には、コンビニに行く時のワクワク感と言ったら想像を超えるものです。 

アメリカのコンビニと言ったら、小腹が空いたのでスナックでもいいから何か食べたい、のどが渇いた、トイレを使いたい、ロトのくじを買いたい、という程度の時にしか利用しません。価格も割高なので、わざわざ行く事に対してのリターンが思い浮かばないのです。唯一我が家の子供達が行きたがる日があります。それは、毎年7月11日。この日はセブンイレブンの日となり、シャーベットのような飲み物であるスラーピーのSサイズが何と無料!知っトク情報でとなります。 

【国民健康保険】 

『日本とアメリカ、どちらが住みやすい?』にも書きましたが、日本での国民皆保険というのは、本当に助かります。引っ越しをしても、取り合えず住民票や転入届などを役所に出すだけで、国民健康保険も加入できるようになります。また、自治体によっては、中学生までの子供の医療費は無料という場合もあるので、安心して子育てが出来ます。 

アメリカは、会社に勤務している場合は、会社を通してある程度の健康保険の種類が用意されますが、費用やカバーのレベルもマチマチ。まず、近所の医者に通えるか?何%までカバーされるのか?など本当に複雑なシステムです。会社の保険のカバーの良さをポイントにして転職に踏み切る人も珍しくはありません。このポイントは、アメリカ国民にとっても不満と感じている人が多く、毎回政権が変わる際に大きな議題となります。アメリカでも国民皆保険が導入されると、数倍住みやすい国になると思います。 

【品物の安さ】 

日本に住んでいると一番ピンとこないポイントかもしれませんが、日本の物価はアメリカより安いと思います。100円均一ショップと電気量販店というのは、かなり満足する買い物ができる場所として、日本に来た外国人がお勧めしているのをよく動画で見かけます。アメリカに住んでいると、今でも100均ショップがなつかしくなります。アメリカにもダラーストアーという同じようなお店もありますが、商品の品質が良くありません。またそれ以外でも、日本では高品質で職人さんが作る高価な品はいくらでも見つかりますが、それと同時に、ブランドなど気にしなければ、十分な商品を得られます。最初の項目にも書きましたが、1,000円出して豪華なランチが食べられるという日本は、幸せな環境です。 

【文房具の品質の良さ】 

これも一見気付かないポイントですが、お子さんがいて鉛筆や文房具に触れる機会が多いと顕著にわかるのですが、日本の文房具品はどれをとっても高品質です。値段が高いという事もなく、豊富な種類のペンやノートは、女の子や女性にとっては迷って選ぶのが難しい程です。色やキャラクター物もたくさんあり、まるでおもちゃ屋さんに行った気持ちになります。アメリカの文房具、特に鉛筆と消しゴムの質の劣悪さは長い事変わっていません。デザインもシンプルで、機能重視なのかと思っても決してそうではありません。日本に帰国してアメリカに帰る前は、我が家でも必ず東急ハンズなどに行って、たくさんの文房具を買って帰ります。 

【世界に誇れる漫画・アニメのレベルの高さ】 

「世界の宮崎」と言われる具合に、日本の漫画やアニメは、アメリカのみでなく世界中で多くのファンを魅了しています。絵のレベルの高さだけでなく、ストーリー性の高いコンテンツや魅力的なキャラクターの人気度が群を抜いています。  

アメリカで有名なイベントとしては、 LAで開催される北米で最大のアニメ・コンベンション・イベント(アニメコン)『Anime Expo (アニメ・エキスポ)』があります。また、『コミコン・インターナショナル』は、毎年7月か8月に4日間をかけてサンディエゴで開催されます。その参加者の多くは、日本のアニメの人気キャラクターのコスプレに扮し、一度偶然イベントの近くにいた際、街には何人悟空やナルトがいるのか?という程でした。自分がアニメやキャラクターのファンという事でなくとも、日本人としてここまでアメリカで人気が浸透しているのを知ると、とても誇らしい気持ちになりました。 

【自動販売機の数と種類の多さ】 

安全な日本では、飲み物の自動販売機というのはあって当たり前の存在。駅や街中にも普通に設置され、暗い帰り道では、ちょっとした街灯の代わりになって道を照らしています。スロットマシーンのような遊び心がある自動販売機は、当たるともう一本出てきたり、タッチスクリーンの自動販売機もあって、面白さやデザイン性のあるものも普通に見かけます。場所によっては食べ物、花、Tシャツ、おもちゃなどの自動販売機もあり、時にはこんな物まで売られているのかと驚く事もあります。 

しかし、これは日本のみ。アメリカでは、学校や室内施設に飲み物とちょっとしたスナックが買える自動販売機のみ。クレジットカードが使えるというのは嬉しいですが、機械自体は昔から変わらないスタイルで、時にはお金を投入しても途中で物が詰まって出てこない場合もあります。また、戸外にある自動販売機というのは見た事がありません。もちろん防犯のために室内施設のみの設置となっており、改めて日本という国は本当に安全な国であることも同時に気付かされます。 

【基本的な常識が備わっている日本人】 

この意見は、満場一致で理解頂けるポイント。ただし、日本に居る時はあまり気付かない点。アメリカには良くも悪くも様々な人がいます。アメリカに来て、自分の常識は人の常識にはならないという事実に改めて気付き驚かされます。 

日本人は個性があまり出ないような教育方法をする代わりに、飛び抜けて変わっている人に出くわす確率も少ないです。自分の常識は、大抵の人の常識というのは共通認識。しかし、個性やユニークさを大事にするアメリカでは、見当もつかないような考え方をする人もいるので、時々理解に苦しみます。また、皆が「自分の常識が他人の非常識」になり得るという事を理解していたら随分と楽なのですが、そうでもありません。逆に「自分の常識は常識だから通すもの!」と考えている人もいるのです。そうなると、簡単なコミュニケーションに時間がかかったり、お互いを分かり合える事を不可能と考える場合が多々あります。「こんな事は、日本人同士だったら簡単に解決する事なのに。。。」なんて思う事も、悲しい現実ですがアメリカではよくあるのです。 

日本の外に出て初めてわかる日本の良さ。「隣の芝生は青く見える」や「灯台下暗し」とよく言われますが、全くその通りで、日本に居る際はそのような事に気付かないものです。もちろんそれを以てしてもアメリカの良い点はありますし、日本にいて改善されるべき点も沢山あります。要は、留学などの場合は気軽に移住が出来ても、家族や仕事で長年日本を離れてアメリカに移住となる場合は、人それぞれ違ってくるのです。そのギャップを少しでも埋められるよう、私も様々な情報を発信していければと思っています。 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です